アクアリウムセラピー

真の癒しは動植物との対話から・・・

ここ数年“癒し”という言葉を頻繁に耳にします。ヒーリングの音楽やマッサージ・アロマなどがブームを呼んでいます。しかし、一方的に与えられるものは癒しとはいえません。単なるリラックス効果に過ぎないのです。
本当の癒し効果とは動植物と対話をすることによって相互に生まれるものなのです。生き物との対話は自然が持つ本来の癒しをもたらしてくれます。

優雅に泳ぐ熱帯魚を見ているだけで、心が癒されたり穏やかな気持ちになったという経験はありませんか?
水槽の中を自分達の大自然と思い泳いでいる魚たちを見ること、そして話しかけること。水の揺らぎすら人を真に癒してくれるのです。これがアクアリウムセラピーです。

心身に作用するアクアリウムセラピー

心身に作用するアクアリウムセラピー

最近は「脳トレーニング」や「脳の若返り」などが流行しています。医学・科学の分野で脳の働きや仕組みが盛んに研究されてきていますが、近い将来には人に「癒し」をもたらす方法やそのメカニズムも解明されるのではないでしょうか。
私たちが扱うアクアリウムも気持ちを和らげる効果があるのです。歯科治療の前に鑑賞魚(アクアリウム)を黙視した患者は、それだけでも緊張が解けるといわれています。また、鑑賞魚(アクアリウム)の世話をするだけでもリラックスできることがわかっています。海外では認知症に対するアクアリウムセラピーも実践されています。熱帯魚と対話することにより、精神的にも落ち着ける状態になるのです。
私たちはアクアリウムの仕事を通して実際に多くの例を体験していますが、以下に、典型的な事例をご紹介します。

ケース1:病院にて

アクアリウムセラピーの効用 ケース1:病院にて

ある総合病院に入院中の末期がんのおばあちゃんは、「綺麗な魚を見ていると痛みを忘れる」と言ってくれました。病院の食堂に置かれた120cmの水槽を食事しながら見ることを楽しみにしているおじいちゃんもいます。熱帯魚水槽は患者さんだけでなく、お見舞いに訪れる人々の心も癒してくれます。

ケース2:老人ホームにて

アクアリウムセラピーの効用 ケース2:老人ホームにて

認知症の老人が多い老人ホームに水槽を設置する時のこと。当初は水槽を置いたら中に手を入れたりいたずらをしたりするのではないか、ひっくり返すのではないか、と心配の声が聞かれました。
ところがいざ設置すると、そんなことは一度も起こりませんでした。それどころか、あるおじいちゃんは毎日30分間も水槽の前に座り込んで「魚を見ると元気になるよ」と言ってくれました。また、別の老人ホームのヘルパーさんは、「熱帯魚があるのとないのとでは、お年寄りの反応が全然違う」とおっしゃっていました。

水族館は癒しにならない?

水族館は癒しにならない?

水族館は人気のレジャースポットです。しかし水族館で魚たちを眺めるだけでは癒し効果はそれほど期待できません。
その理由の一つは立ったまま見ることにあります。水の中の魚を見ていても立ったままでは脳の意識が足にいってしまうのです。そのため、せっかく水の揺らぎを見ても水の中にいる感覚にならないのです。さらに混んでいることや周りの騒がしい声などもマイナスです。これでは動物園と同じ感覚でしかありません。珍しい魚を見るのではなく、気持ちよさそうに泳ぐ魚を観ることが大切なのです。

癒しのカギを握るシータ波

癒しのカギを握るシータ波

脳波の一つにシータ波と呼ばれるものがあります。シータ波は脳内の海馬と呼ばれる記憶をつかさどる部分を中心に観察される脳波で、記憶や学習と深い関連があるといわれています。ウトウトと夢を見ているようなとき(レム睡眠時)やとても心地のよい状態のときにシータ波が出ています。
脳の完璧な癒しを体験するには、まず、きれいにディスプレイされている多少大きめな水槽の前で、リクライニングのロッキング機能の付いたイスにからだをあずけます。適度に体を揺らしながら心地の良い音楽(とくに超音波の出るもの)をバックに、何も考えず心を「無」にして5〜30分ほど水槽を見ていると、次第に脳からシータ波が出てきます。このような状態に身を置くことがもっともリラックスできます。

こんな方は、ぜひアクアリウムセラピーを

  • 車の運転をよくする方
  • テレビをよく見る方
  • パソコンをする方
  • ストレスがたまりやすい方
  • 忙しい方
  • 人間関係がうまくいかない方

上記に一つでも当てはまる方は、自覚がなくても心身が癒しを必要としています。ぜひアクアリウムセラピーをお試しください。魚たちと水の世界で癒されましょう。